春季リーグ第4節対奈良大◇4月23日◇天理大
前節、フルセットで痛い黒星を喫した関大。上位リーグ進出へ向け、今日の奈良大戦は絶対に負けられない一戦だ。
「昨日負けてしまって、気負いがあった」と芝田主将が振り返るように、第1セットはサーブカットやサーブでミスが目立った。開幕から好調のブロックも決まらず、両チーム得点の取り合いに。後半、奈良大にミスが目立ち始め、25−23でこのセットをものにするが、関大にとって納得のいかないセットとなった。
第2セットに入ると、1セット目になかなか決まらなかった、センター澤、森本の速攻が決まり始める。しかし、ここで関大は、コンビミスやタッチネットで波に乗ることができない。関大、奈良大ともにサーブミスが連発するなか、悪い流れを止めたのは、渡邊の強烈なサーブだった。エンドラインぎりぎりのサービスエースを得ると、澤の1枚ブロックも飛び出し、一気に5点のリードを奪う。最後は、宇野、東條、澤の3枚ブロックで相手のアタックをしとめ、25−18で勝ち取った。
続く第3セットは、東條の活躍が光った。サービスエースやバックアタックなど、多彩な攻撃で得点を奪い、チームに勢いを与える。しかし中盤、奈良大のアタックが決まり始める。関大は、ブロックで攻撃を止めることができず、このセットを24−26で落とした。
一進一退の攻防のなか始まった、第4セット。中盤アタックやブロックが決まり、相手を徐々に離していく。また、芝田が途中出場し、巧みなアタックを相手のコートに突き刺す。最後は、芝田のクロスへのアタックで試合終了。セットカウント、3−1で勝利を飾った。
佛大戦、奈良大戦とミスの目だった関大。次節からは大院大、関学大、甲南大と山場の試合が続く。1部昇格のために、ミスの少ない試合が必要となる。
▼芝田主将「勝ったが、内容がよくなかった。(次節からの)山場の試合に勝ってこそ、1部がみえてくる。」