打倒関学<`ーム一丸で、悲願の勝ち星獲得/バレーボール

春季リーグ第6節対関学大◇4月30日◇甲南大学

 春季リーグ第6節、対するは因縁の相手、関学大。関大は十数年もの間、関学大から白星を奪っていない。今季こそはと意気込み、立ち向かった。

迎えた第1セット。昨日の大院大戦で見事勝ち星をあげた関大は波に乗る。徐々にリードを広げ、25―14と大差をつけた。

しかし、続く第2セットは、激戦が繰り広げられる。両者とも引けを取らないプレイで、ついに19―19に。ここに来て関大はミスを連発。21―24と、関学大マッチポイントに。センター・津崎が強烈なスパイクを決め、なんとか追い付こうとする。しかし、関大のサーブミスで22―25。このセットは関学大に軍配があがった。

第3セット。やはりこのセットも接戦が展開された。だが、ここで光った関大のブロック。2連続ブロックポイントで21―18と引き離す。その後、サイド・東條、津崎が相手の穴を狙った攻撃を見せ、25―21。念願の勝利まであと1セットと迫る。

第4セットは序盤、サイド・柴田のレシーブが輝き、リードする。しかし、さすが強豪関学大。関大の隙をつき、5連続ポイントを決めてくる。関大は必死に声を出し、なんとか流れを奪おうとする。だが、相手の多様な攻撃に対応できず、21―25で、明暗は第5セットに託された。

最終セット。サイド・渡邉のアタックで、関大が先制する。さらにセンター・澤、東條のダブルブロック、津崎のクイックが決まり、流れは関大に。しかし関学大も粘りを見せ、12―11に。「何としても負けるわけにいかない」。チームの気持ちは一つだった。全員が必死にボールに食らい付く。14―12で迎えた関学大のサーブ。幸運にもボールはアウト。15―12で、関大が悲願の白星を獲得した。

▼芝田主将「今までの先輩方の思いに報いれた。今日は全員がMVP」

▼澤選手「10年近く負けてて、悔しい思いをしてきたOBさんの魂が乗り移ってたと思う。今日の勝利は周りの人たちのおかげ」

▼渡邉選手「押されだしたときも、モチベーション落ちずに盛り上がれた。」