上位リーグ初戦、苦い敗戦/バレーボール

春季上位リーグ第1節・対関学大◇5月14日◇奈良大学
 

 この試合から1部昇格をかけ、一次リーグ上位4チームの、し烈な争いが始まった。第1戦の相手は、1次リーグでフルセットの接戦を繰り広げた関学大だ。
 第1セット。序盤、主将・芝田のサービスエースが2連続で決まると、アタッカー陣の攻撃が次々と決まる。鋭いアタックだけでなく、フェイントや相手の隙をつくアタックを盛り込んだ、落ち着いたプレーで得点を奪った。25−20で第1セットを物にし、好調な滑り出しをきる。  
第2セットは、序盤から激しい競い合いを展開する中、15−9と関大が一歩リードする。しかし、関学大も次第に力を発揮。21−19と2点差まで関学大に詰め寄られる。さらに、ブロック2本を含む3連続ポイントを取られ、逆転を許す。関大も、津崎の速攻などで応戦するも、大事な場面で関大にミスが出て、23−25で惜しくもこのセットを落とす。
 第3、4セットは、粘り強くボールを追い、長いラリーに持ち込むが、最後が決まらない。攻めの姿勢を崩さなかった関大だが、2セットを続けて落とし、セット カウント3−1で痛い黒星となった。
苦しい戦いを強いられた上位リーグ初戦。しかし、まだ1部への道が閉ざされたわけではない。関大の持ち味である全員バレーで、残り2戦を勝利で飾りたい。