フルセットの激闘制し、リーグ初勝利!/バレーボール


秋季リーグ第3節・対京創成大◇9月23日◇大阪学院大学
 

 「負けるとは思ってなかった」(澤主将)。まさかの連敗スタートで、いまだに勝ち星を手にしていない関大。4年生の芝田、渡邉も練習に参加するなど、立て直しを図り、京創成大戦に挑んだ。

 第1セットは、一進一退の攻防が続く。関大はブロックがさえ、効果的に得点を重ねるも、22―21から4連続ポイントを奪われ、22―25でこのセットを落とした。

 「目を覚ませ」。澤主将の掛け声で始まった第2セットでは、チームの精神的な柱である芝田の活躍が目立ち、チーム全体もリズムに乗っていく。序盤からのリードを守り切り、25―17でセットを奪うと、第3セットも勢いそのままに25―22で勝利した。

 あと1セットでリーグ初勝利。しかし、第4セットでは序盤こそポイントの取り合いとなったが、徐々にリードを広げられてしまう。相手は昨季2部8位ながら、昨季2部2位の龍大をフルセットで破るなど、勢いに乗っている。その勢いに飲まれたのか、アタックは相手ブロックに遮られ、なかなか決まらない。焦りからか、反則などミスが相次ぐ。結局14―25と大差で敗れ、勝敗は第5セットへもつれ込むこととなった。

 迎えた第5セット。澤、津崎の速攻が次々と決まるが、京創成大も着実にポイントを重ねる。14―13。あと1点で勝利となるが、相手のスパイクが決まりデュースへ。関大が常に1点リードするも、あと1点≠ェ奪えない。それでも逆転は許さない。白熱した展開に会場も大いに沸く。この熱戦に終止符を打ったのは、主将・澤だった。18―18から速攻を決め19―18。澤のサーブを受けた相手のアタックは、ラインを越えた。20―18。フルセットの末に、念願のリーグ初勝利を手にした。

▼澤主将「辛勝でした。相手に比べると自分達は勢いがなかったが、ないなりに頑張った。(リーグ2連敗で)勝たないと≠ニいうプレッシャーがあった。力は出し切れていないが、勝てたことが収穫。練習でやったことも出せていないが、これから出していけたらいい。どんな展開でもとにかく勝って、勝ち続けたい」