◇関西大学連盟秋季リーグ第2節対京創大◇9月22日◇大院大体育館◇

【第1セット】
関大25−21京創大
【第2セット】
関大25−18京創大
【第3セット】
関大15−25京創大
【第4セット】
関大28−26京創大
【セットカウント】
関大3−1京創大

 
 初戦のびわこ大戦を見事ストレートで下し、白星スタートをきった関大。今節の京創大も前節同様昨季2部に昇格してきたばかりの相手だ。苦しい展開となる場面も見られたが、粘り強いバレーを展開し、見事3―1で連勝を果たした。

 まずは第1セット。10−10まで両チーム互いに譲らない勝負をみせる。そんな中、水永主将のブロックが決まり、関大が流れを引き寄せる。そして25−21で第1セットを先取した。

 第2セットでは、セッター羽柴が速攻とサイド攻撃を振り分け相手ブロッカーを翻弄(ほんろう)し、ポイントを量産。25―18と大差をつけた。

 続く第3セット。序盤のコンビミスや、トスの乱れにより、リードを許す展開となる。関大のタイムアウト後、4連続ポイントで試合の流れを引き戻す。だが、相手にスパイクを決められてしまう。そこからミスが続出し、流れは再び京創大へ。最後は相手のブロックポイントで15−25と敗れ、悔しいセットとなった。

  “しっかり切り替えていこう”。もう一度士気を高め、挑んだ第4セット。板倉の強烈なサーブで相手のレシーブを乱し、その後バックアタックで決めるという見事なプレーが飛び出した。18―11と7点差をつけ、このままの勢いで快勝かと思われた。しかし、ここから京創大の反撃が始まる。相手のレシーブが冴えわたり、速攻がなかなか決まらない。ミスを連発してしまい、ついには同点へ。その後両者譲らない戦いを繰り広げ、スコアは23−23。板倉の満身のスパイクを相手にブロックされ、マッチポイントを握られてしまう。ここで水永主将の気合いの入ったAクイックがさく裂。主将がチームを奮い立たせた。手に汗握る緊迫した攻防のなか、相手のスパイクがアウトとなり、28−26。セットカウント3―1で2勝目を飾った。

 苦戦を強いられたが、なんとか白星をつかみ取った関大。連勝を励みに、1部昇格を目指し突き進んでいく。

▼水永主将
「流れに乗っているときはいい感じだったので、向こうに流れがいっているときに我慢出来たらよかった。今までは3部から上がってきたチームだったけど、(次節からは)ずっと2部にいるチームなので気を引き締めていきたい。」