◇関西大学バレーボール連盟秋季リーグ戦第5節対桃院大◇10月14日◇関西大学東体育館◇

【第1セット】 関大25‐15桃院大
【第2セット】 関大23‐25桃院大
【第3セット】 関大22‐25桃院大
【第4セット】関大26‐24
【第5セット】関大17‐15桃院大
【セットカウント】 関大3‐2桃院大

 3勝1敗と順調にリーグを勝ち進んでいる関大。リーグ優勝、または入れ替え戦を迎えるためには今節の桃院大に勝利することが絶対条件だ。チーム一丸で必勝を誓い、試合に臨んだ。

第1セットから関大のペースでゲームは進んでいく。レフトから2年生織田の強烈なスパイクが機能、またブロックも決まり圧倒的大差でゲームを制した。しかし2セット目から調子が崩れ出す。「メンバーやポジションを変えてきて、向こうのペースにやられた」(岡田監督)。序盤から点差をつけられ主導権を握られる。それでも巻き返しを図り、23-23まで追いつくも、あと一歩及ばずセットを奪われた。さらに続く第3セットも落としてしまい、選手たちの表情に焦りが浮かぶ。

なんとか1セットをもぎ取りたい関大。あと1点で相手の勝利が決まる場面で、関大は2名の選手交代を決断。サーブを任されたのは太田だ。ここで関大の意地を見せ、26-24でなんとかセットを奪った。

持ち込んだ最終セット。主将・鍋田のブロックでまず得点し、勢いをつける。しかし相手もタイムなどで流れを続かせない。拮抗した得点の応酬が続いたまま、ついにマッチポイントを迎えた。先に得点したのは関大。あと1点で勝利――。試合を決定づけたのは、織田のレフトからのスパイクだった。決まった瞬間、コートはもちろん、ベンチの選手たちも勝利に沸き、喜びを分かち合った。

リーグ最終節はびわこ大との1戦。2部への昇格を目指し、勢いそのまま臨む。

▼岡田監督
「勝ってよかった。相手は能力も高く、集中してやってきていた。この試合は勝つ、この気持ちが出ていた。(次節のびわこ大は)どういうのでくるのか分かっているので、絶対勝ちたい」

▼鍋田主将
「1セット目は試合のビデオを見て研究していたので、あっさりとれた。しかし2セットからは自分たちの自爆もあり、競った中で取れなかった。4、5セットは自分たちの勢いでとれたと思う。(次節は)自分たちが練習してきたことを出し切って、どんな手段を使ってでも勝つ」