2009年04月26日

課題残すも、今季初勝利

◇関西大学連盟春季リーグ第4節対天理大◇4月26日◇関外大体育館◇

 今季3試合を終えて、いまだ勝利に届いていない関大。今節の天理大戦では奮起し、見事3−0でストレート勝ちを決めた。

 ますは第1セット、序盤から下敷領の鋭いスパイクが光り、15−9と引き離す。相手も関大のすきを突くスパイクで応戦してくるが、そのままリードを保ち25−22でこのセットを奪う。

 続く第2セットはシーソーゲームとなる。しかし、フェイントによる多彩な攻撃で天理大を翻ろう。相手のサーブミスも重なり、25−23で接戦をものにした。

 今季初勝利が見えてきた第3セット。橋中、高橋の2枚ブロックが決まり、早々と主導権を握る。相手のスパイクにも全員で食らいつき、なかなか得点を許さない。最後は眞田の決定打によりト25−17でゲームセット。セットカウント3−0で今季初の勝利と手にした。だが、「(ブロックが)両サイドになって譲り合い、1枚になってしまう」(三口主将)。ブロックミスにより相手へ得点を許す場面も見られ、課題の残る試合となった。次節まで残された練習期間は1日のみ。「各々の気持ちをどう変えて練習できるか」(三口)。リーグも中盤戦に突入。この勝利を機に、関大の猛攻が始まる。

▼三口主将
「1勝できて良かった。今まではエースに任せていたり、ミスを人のせいにしていたが、(今節は)みんな自分が頑張ろうとしていた。1勝できたからといって気を緩めない。締め直すのが4年生の役目。2本目はセッターが行くのが基本なのに、いけていないので修正していきたい。サーブカットをしっかりできるように意識していて、成功しているので良い所は伸ばしていきたい」